「靴の学校」がフィレンツェに2013年に誕生!
世界のトップクラスのオーダーメイドの紳士靴のメーカー Stefano Bemer。日本では、伊勢丹でオーダーメイドの発注が可能なの靴の作り方を学ぶことができる学校です。
ステファノ氏は、工房を訪れた俳優のダニエル・デイ・ルイスが惚れ込み9ヶ月間毎日弟子入りしたというエピソードを持つ最高級の靴作りの師匠でした。しかし、残念ながら2012年にお亡くなりになりました。
若くして、病で去ってしまったマエストロ、そんな中、同じフィレンツェで、同じ革工芸の世界で知り合いでもあった、SCUOLA DEL CUOIO(革の学校)の創設者の孫、また現在学校の代表者の一人でもある、トッマーゾ メラーニ氏がブランドごと買収し靴の学校が誕生することになったのです。
職人が時間と魂をこめて作る最高の革の芸術作品!
イタリア、フィレンツェの伝統職人の技術とセンスを受け継く学校の誕生です。
- 設立:2013年
- 学校の場所:フィレンツェ旧市街。アルノ川を渡り、観光客も少なく落ち着いた住宅街の一角にある。
- 授業時間帯: 10:30~13:30 (お昼休み)14:30~17:30
- 授業:実技と講義両方。講師はプロの靴職人。
- コースの種類:(詳細はページの下のほうに掲載)
3レベルに別かれています。
各レベルに上がるには試験が行われます。
どれも3ヶ月間(360時間)のコースです。
第一 レベル:apprentice(見習い)コース
第二レベル:artisian(職人)コース
第三レベル :maestro (師匠)コース - 授業時間:午前中+午後 各自授業外でも宿題(個人とグループの両方)、個人のプロジェクトを進める。
- 生徒数:12名限定。
- 特徴:中世の教会のを改装した工房で世界的に有名な靴ブランドのハンドメイド紳士靴作りの技術を学べる。
工房はお店のショールームでもある。 - 資格:18歳以上。高卒以上、英語で授業が行われるため、TOEFL450点程度の英語力。靴製作未経験者でもOK.
- 料金:ページの下の方をご覧下さい。
- 対象:初心者からプロまで。
- お休み:基本的に週末。8月の夏休み、12月のクリスマスお休み(12/20頃~1/15頃まで。)
<コース内容詳細&料金>
少人数制で大変人気のあるコースですので、お早めのお申し込みが必要です。
2022年度の日程と料金はスコーラアカデミーのページをご覧ください。
- 第1レベル(見習いレベル) :360時間コース
(受付中・ただし第1レベルと第2レベル両方の半年コースの申込者優先)内容:
(1)ハンドメイド紳士靴作りの基本技術を集中的に学びます。(約70時間)
靴づくりに必用な道具の正しい使用方法を学ぶ。型に靴のモデルをストレッチしてとりつける、機械を使わずに、しっかりと釘をうち、素材が一体となるようにする。足の健康上の仕組み理解しソウルのスティッチングを学ぶ。
(2)オーダーメイドの靴作りの技術(約20時間)
ビスポークの靴づくりの過程を学ぶ。
Stefano Bemerの伝統的なクラフトテクニックを体験。寸法測りから、最終タッチまで。
(3)木型(ラスト)分析、とラストメイキング(約70時間)
木型から始まり、形、靴型、足のカウンターとプロポーションの分析。人の立ち方、動きが与える影響の分析。
型作りの経験。
(4)レザ〜カットのテクニック(約20時間)
いろんな革とその特徴を学ぶ。靴に使われる革(ソウルやアッパーなど)の厚みや柔らかさ、耐久性、またそれぞれにあった正しいカッティングメソッド、技術を学ぶ。、
(5)アッパースティッチング(約20時間)
靴となる革のピースを準備したあと、薄くもしくは、耐久性のあるようにし、塗って一つにします。ミシンでのフラット縫いも学びます。
(6)ワークショップでの実習(約160時間)
プロの靴作りの工房にてツールを実際に使い学び。ワークショップは主に宿題やプロジェクトをするために使われます。授業時間外に個人の宿題やグループ制作も行います。講師は、その分野でのプロとして活躍している人達ばかりです。
技術だけでなく仕事の経験談なども含めた講義もあります。プログラム: 職人テクニック、コスチュームの歴史、パターンメイキングの分析、レザーカット、スティッチイング。
- 第2レベル(職人レベル) 360時間コース
(内容)第一レベルの修得者のみが受講可能。第一レベルで学んだ技術やスキルをさらにグレードアップさせるコース。
受講条件:第一レベルを修了者のみ受講可能
- 第3レベル(師匠レベル) 360時間コース
受講条件:第二レベルを修了者で選ばれた生徒のみ受講可能。
学費には、宿泊費、旅費、食費などは含みません。
お申し込み、お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ。