Florence Design Academy 留学生インタビュー

学校紹介 | 留学生インタビュー

2021年〜2024年まで3年間 フローレンスデザインアカデミーのグラフィックデザインコースに通われたK.M さんに卒業後お話をお聞きしました。
コロナの真っ只中に留学され、予防接種をしていないと公共の乗り物に乗れなくなった時は、外国人でのその場ですぐに受けられる予防接種会場に行ったりと、今となっては懐かしい思い出ですね〜。

1:学校の授業内容を教えてください。

1年目はデザインの基礎について広く学びました。私はグラフィックデザインのコースですが、それ以外にも3Dやスケッチ、美術史やwebデザインなど、あらゆる分野におけるデザインの基礎的な考え方と技術(スケッチの基礎や各ソフトの使い方についてなど)の勉強をしました。

2年目は、1年目で学んだことを踏まえてさらに専門的な授業内容になりました。例えばスケッチの授業では画材ごとの描き方や求められる題材ごとのスケッチ方法について詳しく学びました。他のクラスでも顧客を意識した課題が増えたりと、デザイナーとして働く上で必要な知識についても深く学びました。

特に好きな授業はグラフィックデザインに関わるものです。デザインの理論についてはもちろんのこと、課題を通して批評をしてただいたり、クラスメイトの作品からも学ぶことが多いです。授業時間は1クラス2時間です。クラスごとに生徒の人数は変わりますが、他のコースの生徒たちと一緒に授業を受けるので、様々な視点や考え方が学べて楽しいです。

K.M さんの作品

3Dクラスの課題で作成しました。グラフィックデザイナー、アートディレクターとして作成したい広告のイメージをブランドにプレゼンする意図を込めて3Dモデルを作り、その画像をもとにポスターに仕上げました。

美術史の課題で、ウフィツィ美術館のリーフレットをデザインしました。

3:FDAを選んだ理由を教えてください。

各分野のプロとして現役で活躍している先生方から学べるという点に惹かれてFDAを選びました。高い専門技術に合わせて、その分野でプロフェッショナルとして働くために必要なこと、例えば経営面や顧客との関わり方などについても広く詳しく学べるのが良い点だと思います。

先生ごとに授業のスタイルや考え方が違うので、慣れるまでが少し大変です。デザインについて広く学ぶ、将来的に多分野で活躍できるデザイナーを目指すようなプログラムになっているので、場合によっては志望するものからずれた分野のクラスばかりの時期もあり、個人的にはそれが苦しいこともありました。
4:イタリアでの生活は? 

街の風景が美しく、日々感銘を受けています。時期ごとに空の色や陽の光が変化していくことも、暮らしの中の大きな楽しみになっています。
コロナ禍においては、細かく変化していく制限に付いていくことが大変でした。スーパー以外どこへも行けないような時期もありましたが、閑散としたフィレンツェの景色を見ることができたのは、今となっては貴重な経験だったと思います。
フィレンツェウェブ・ネットを通してお申し込みされて良かった点

暮らしの中で困ったことがあった際に相談できる相手がいるという安心感は何ものにも変え難いです。特にコロナ禍における制限やワクチンの情報など、自分一人で拾い切ることが難しい情報についても細かくシェアしていただいたり、本当にたくさん助けていただきました。
おすすめのお店
①Caffè Pasticceria Serafini
落ち着く雰囲気の可愛いバール。カスタードクリームがとても美味しいです。家庭的なイタリア料理が食べられるお手頃なランチもおすすめ。

②Osteria Pepe Nero
海鮮料理が美味しいレストラン。日替わりで様々なメニューが食べられます。

③Erboristeria Spada di Mati Marco
オリジナルのお茶が買えるお店です。食器やキャンドルなども可愛らしくておすすめです。