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留学生(旅行者も)必見! ストライキの影響と対策


この言葉を聞いたことありますか?
Scioppero =ショーぺロ
響はかわいいですが、、、意味は 「ストライキ」 です。

留学生や観光客にとって一番生活に関わってくるのは、
電車が遅れたり、バスやトラムが走っていなかったりすること。
本当に困りますね。

ただし、全く電車が走らないわけではないのです。
Frecciarossa、などの高速電車の場合は、間引きされたりしますが、通常よりも少し遅れるくらいで走ってます。
ストライキでも営業が保証されている時間帯
6am~9am/ 18~21など
バスや路面電車も通勤や学校には行けるように、朝早い時間帯や、ランチのあと、や18時以降などは保証されていることが多いです。

しかし!重要なイベントや飛行機の出発日には前日にその町に滞在していることを強くお勧めします。
ストライキの頻度は一ヶ月に1〜2回程度です。

ストライキの情報はここでチェック!

イタリアニュースはこちらでしらべましょう!(ただし、、、イタリア語です)

イタリア ストライキニュース:
https://tg24.sky.it/argomenti/sciopero

フィレンツェローカルニュース
https://www.firenzetoday.it/

イタリア全体のニュース
https://www.ansa.it/

La Repubblica(老舗の新聞)
https://www.repubblica.it/

2025年 3月のストライキ情報
3月8日が危ない!
https://quifinanza.it/info-utili/scioperi/scioperi-marzo-2025/884543/

駅の電気掲示板の読み方

ストライキの日、駅に行きますと人だらけ!
そしてみんな、電気掲示板を見ています!
さて、ここではこの電気掲示板の見方をご紹介いたしましょう。

(左から)
Treno:電車の名前、番号など
Destinazione:目的地(終点の駅名など)
L’oraio(Time):時間
Ritardo:(delay):遅れ。190’=190分遅れの意味です。
Informazione:途中に止まる駅名と到着時間 
Binario(Platform):電車がくる番線(直前になるまでどこのホームになるかわかりません。そのため、みんなジッと掲示板を眺めているのです。)

ストライキになりますと、Ritardoのところにばーーーっと数字が書き込まれます。
ストライキでなくてもよく遅れますので、駅に着いたら必ず確認しましょう。
またいつもXX番線だからと安心せずに、Binarioのところに数字が書き込まれるのを確認してから動きましょう。

切符の返金制度と駅の窓口でチケットの変更

FrecciaRossaなどの高速指定席の電車はチケットを購入する時に、電話番号やメールアドレスを書かされると思います。その場合は、携帯やメールがきます。
またこれらのチケットは60分以上遅れた場合は、後ほど半額や全額返金(*次回電車を利用するときにその分安くできます。通常一年以内の有効期限付きです)されますので、チケットはちゃんと保存しておきましょう。
携帯などで変更ができない場合は窓口に行かなくてはなりません。その時は、身分証明書も提示しなくてはなりませんのでご用意を。

ストライキの種類

ストライキにもいろいろな種類があります。
公共の乗り物が影響を受けるのはこの二つ。

  • Scioppero Generale ( 全般的なストライキ)
  • Scioppero di Trasporto : 交通のストライキーー>>電車やバスが走らなくなるので結構注意しなくてはなりません。

学校の先生などがストライキした場合も大騒ぎ

全体的なストライキでは学校の先生が参加することもあります。
そうなりますと、これも大騒ぎです。

イタリアでは10歳以下の子供は一人で外出できません。学校の門から子供だけで出ることも許されていません。
そうなりますと、先生がストライキに参加していた場合は、子どもたちは、一旦学校に連れていってもまた家に戻らなくてはなりません。
その送り迎えで大人たちも大騒ぎです。
その流れで、いろいろな仕事が止まってしまったり、遅れたりします。
それならば、朝から学校を休ませればいいと思うかもしれませんが、
10歳以下だけでお留守番はできません。家に一人でいることも法律で禁止されています。
なので、親戚のうちに預けるか、親も会社を休むことになるのです。
さらに、もし、先生がストライキに参加しなかった場合は、授業はありますので「欠席」扱いになってしまうので、一旦学校まで子供を連れて行かないとその日どうなるかわからないのです。(大変です!)

だいたい、夏休みが終わり、9月中旬ごろから学校活動開始した直後くらいにストライキになります。
そして11月もストライキは多いです。

その他のストライキ

ストライキの内容はさまざまで、納得行くものもあります。例をあげましょう。

  • 今年の11月あった交通のストライキは、切符チェックをする駅員が、捕まえた人から暴力され、重傷の怪我を負った!という事件があり、その翌日は電車のストライキが起きました!
  • 建設の危ない下働きをしていた人が、上からコンクリートが落ちてきて、死亡した翌日にも労働環境に対するストライキ!
  • ストライキには行動を起こして反対運動、声をあげて文句を言わなくてはならにことなど。
    納得のいく内容のものもあります。

まとめ

まわりに迷惑をかけて大騒ぎをすることで、注目を集めで、意見を聞いてもらう。
事件を知らせるストライキ、

たしかに、まわりに問題点を認知してもらうには良い方法ですが、
それをしたところですぐに改善されるわけでもなく、まわりの人が巻き込まれて大変な思いをすることになります。
もっと他の方法がないのだろうか?

大切な移動日の前には、テレビをつけたり、ネットでニュースをみたりしてよく確認しておきましょう。

 

 

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