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イタリアワインLago di Caldaro

こんばんは、ソムリエマリです。
今週の家呑みワイン は Lago di Caldano.ブドウの品種はSCHIAVAです。

Lago di Caldaro DOC

今回のLago di Caldaro DOC は最初開けた時、「あっ、ちょっと失敗したかな」と思ったのですが、今日、ロールキャベツと合わせて飲んだらとっても美味しく感じました。
Lago di Caldaroはトレンティーノアルトアディジェ州の、(北イタリア、ミラノより上です)SCHIAVA(スキァーヴァ)というブドウの品種のワインです。色がロゼのように薄く透明感がありと〜〜ってもきれいな色。タンニンはほとんどなく、酸味がわりと効いていてます。香りはほのかにフルーティーですが、それほど強くありません。

Schiava

ロゼのようにアペとして飲むと、、ちょっと物足りない、、のですが、コンソメ味にナツメグを効かせ、ちょっとお醤油も加えたロールキャベツのような、デリケート味の料理とは合うのです。
そしてアルコール度数(11.5%)も低めなので、飲みやすいです。
北イタリアはドイツにも近いし、このようなキャベツの煮込み系の味と軽めの赤って合うのですね。
脇役的なワインです。

1年半前、試飲会でSCHIAVAのワインをたくさん試飲した時は好きになれなかったワイン。
食事に合うワイン、、という考え方ができるようになり、良さが理解できました!

イタリアワイン 講座も開講しています。よろしければ、こちらからどうぞ

ボルゲリワイナリーその3

ジョヴァンニ・キャッピーニ

ボルゲリワイナリー

ボルゲリワイナリー ジョヴァンニピャッピーニの入り口

なんともかわいい響きのワイナリーですが、行ってみますと、「ドーン」立派な入り口。
糸杉の木の間をくぐり抜けますと、畑仕事っぽい雰囲気。トラクターが並んでました。

ここは、貴族出身とかではなく、マルケ州農家出身の家族がボルゲリでのワイン作りにかけ、1950年代に引越してきた家族経営のワイナリーです。現在は娘さん2人が引き継ぎ、2013年にワイン専門誌Wine Enthusiastで100点満点を獲得したことで世界的に知られることになったのです。

素朴そうですが、結構な土地を購入されています。本当にただの農家だったのでしょうか?

ワインの生産本数はまだ6万本ほどですが、アメリカへの輸出が多く、毎年生産本数が増えて近々10万本になる予定だとか。ほかはオリーブオイルも作っています。

モダンな作りのワイナリーには、ステンレスのタンクとバリックの樽の部屋しかありません。
生産本数が少ないのも納得。ほんとこじんまりと作っているのですね〜。

畑に名前がついていて、(ほとんどがその土地の名前です)それにちなんでワインの名前にもなっています。

バリックには、どこどこ畑のxx品種といった具合に分けられて熟成されています。
そして、十分熟成されたワインを、ブレンドしてボトルに詰めるそうです。

今まで私が見学したトスカーナのワイナリーでは皆、樽に入れる前の段階でいろんなブドウや畑のものを混ぜて、混ざった状態で熟成させているところがほとんどでしたので、この出来上がったワインを調合して味を作る、、といった方法はとても新鮮でした。


ボルゲリワイナリーツアー

フィレンツェ日帰り  ボルゲリワイナリー ツアー


フランスとかではこの方法があるのでしょうか?

見学の後は、試飲室へ。

  1. GROTTINE (DOC Bolgheri Vermentino)(グロッティーネ)(白ワイン)
  2. Ferruggini(DOC Bolgheri Rossi)(フェルッジィーニ)(軽めの赤ワイン)
  3. Felciaino(DOC Bolgheri Rosso)(フェルチャーノ)
  4. Guado de’ Gemoli(DOC Bolgheri Superiore)グアド・デ・ジェモリ),
  5. Grappa,
  6. Vin Santo.

と自家製の美味しいエキストラバージオリーブオイルのかかったパンと
ワイン4種そしてグラッパ、ヴィンサントまで試飲できました!

グアド・デュ・ジェモリ

グアド・デュ・ジェモリ

そしてこれが話題の、GUADO DE GEMOLI(グアド・デ・ジェモリ)です。2009年の100点満点のではなかったですが、甘いようなコクのある味が口に広がりとても美味しかったです!(50ユーロで売られていました!やすい?)
カベルネソヴィニオン80%,メルロー20%。
ステンレスタンクで発酵させ、バリックに18カ月(50%は新しいバリック樽、50%は2度使用のバリック)。

また生産本数は少ないので試飲はさせてもらえませんでしたが、ブドウの品種100%のIGTワイン、(カベルネフランライン、カベルネソーヴィニオンライン、メルローライン)も生産していましてこれも評価が高い!(そしてお値段も一本60ユーロ。)

2010年からは完全にビオワイン(有機栽培)を生産しているとのことです。
アグリツーリズも併設していますので、ゆっくり滞在してボルゲリ地区を楽しむのもいいですね!
(予約代行、お車手配、アテンド承ります。お問い合わせください。)

ジョヴァンニ・キャッピーニワイナリーで試飲

 

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