留学先の学校が決まりましたら、いよいよ学生ビザの申請の準備になります。
2025年2月時点最新情報です。
ビザの取得が必要な人
90日以上イタリア(EU諸国)に滞在する場合はビザの申請が必要です。
90日以内の方は、「観光ビザ」=つまり日本のパスポートがあれば何もしなくてもOK です。しかし2025年からETIASを申請する必要があります。(詳細は以下をお読みください)
ETIAS(2025年から観光ビザの人は取得が義務づけられます)
注意!
日本国パスポート保持者がヨーロッパに渡航する場合、まもなくETIAS(ヨーロッパ渡航情報・認証システム:(European Travel Information and Authorization System)必要になります。
ETIASはヨーロッパのシェンゲン圏に旅する日本人に適用される新たな入国要件です。EU内の安全性や秩序を強化するために導入され、主に不法滞在や治安に関わるリスクを管理することを目的としています。
ETIASを取得しなくてはならない人:
現在ビザなしでヨーロッパを訪れることができる国の市民に適用されます。
申請方法:オンラインで、渡航予定の少なくとも数日(最大96時間)前に申請する必要があります。申請時には個人情報、旅行の詳細、過去の犯罪歴や健康に関する簡単な質問に答えることになります。
申請料:現在のところ、ETIASの申請費用はおおよそ7ユーロ程度です。
ETIASのHPへリンク
学生ビザの取得方法
- 目的:学生ビザは、学業(大学、専門学校、語学学校など)を目的に滞在するためのビザです。
- 申請時期:学校の始まる90日前から受け付けています。2〜3ヶ月前に申請するのが理想的です。一ヶ月を切りますとギリギリで間に合わないこともあります。余裕を見て申請しましょう。
- 申請方法:大使館・領事館のホームページのリンクにあります。 Prenotamiから予約。
完全予約制です!(2週間から1ヶ月先になることもありますので早めに予約しましょう) - 申請場所:申請時に住民票がある場所によって違います。ご自身が行かなくてはなりません。
海外に在住の方はその国のイタリア大使館での申請になります。
- 在東京イタリア大使館 での申請は、以下に在住の方
北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、山梨県、長野県、新潟県)
イタリア大阪領事館でに申請は
愛知、愛媛、福井、福岡、岐阜、広島、兵庫、石川、香川、鹿児島、高知、熊本、京都、三重、宮崎、長崎、奈良、大分、岡山、沖縄、大阪、佐賀、滋賀、島根、徳島、鳥取、富山、和歌山、山口

申請日までに下記の書類を全て揃えて万全の準備をしておきましょう!
ビザ申請に必要な書類
東京大使館のHPから必要書類リストをダウンロード。
大阪領事館のHPからダウンロード
初めてのビザ申請の方
- 学校から取り寄せる書類:学校責任者のサイン入りの入学許可証(一ヶ月80時間以上の授業があるもの)、学校が政府公認校である証明書(商工会議所の申請書など)
- 学費全額支払い証明書
- 滞在期間をカバーする留学保険証
東京大使館:医療費の項目が最低30.000ユーロ相当の、イタリア/ヨーロッパで有効な、海外旅行保険。病院での治療、緊急治療、母国への送還(死亡の場合も含む)が含まれていること。その保険証書(原本とコピー)
大阪領事館:滞在の全期間をカバーする、医療費の項目が無制限の海外傷害保険の契約書 - 経済的な自立を証明するための資金証明
(留学中に生活するための費用があることを証明する必要。)過去半年の安定した資産の状況が確認できるもの。(通帳のコピー、オンラインバンクの残高明細など)
親が資金提供する場合:所定の保証書(チェックリストのページからダウンロード可)、実印登録証明書、資金の入っている保証人名義の銀行口座なども必要。 - 住居に関する書類(賃貸契約書、寮などの入居証明書、ホームステイ先からの受け入れ承諾書、など。貸主の電話、メールアドレスが明記されていること。)貸主の身分証明書のコピー。
- ビザ申請用紙:こちらからPDFをダウンロード
- 写真(35 x 45 mm/背景白のカラー証明写真1枚)
- 当大使館の所轄行政区域に継続して直近6か月以上居住していることが証明できる、直近(1か月以内)に発行された住民票/戸籍謄本
東京大使館:住民票
大阪領事館:戸籍謄本/住民票 - パスポート:ビザ失効日(最長1年後)より3ヶ月以上の有効期間
2回目のビザ申請の方
- 1回目の時の書類全部
- 最初のビザを取得した学校の「通学証明書」Certificato di Frequenza)
学校から発行してもらいます。 - 1回目の滞在の時の滞在許可証のコピー
- 2回目の語学学校での留学の場合、イタリア語力の口頭試験や、留学目的の面接(イタリア語の場合もあります)の準備
失敗しないために! 準備しておくこと!
申請の窓口で聞かれることがあります!
留学の目的をイタリア語で伝えられるようにしておきましょう!
イタリア語の基本がある程度わかるように勉強しておきましょう。
A2レベルの証明証があるといいです。
(学校が英語で授業が行われるところでは、必要がない場合もあります。)
ビザの発行期間
入学許可証の日付に基づいて発行されます。通常最大1年間です。それ以降はイタリアで滞在許可証の更新をすることになります。(複数年の大学などはのぞく)

ビザが無事発行されましたら、直接取りに行くか、返信用封筒を用意して郵送してもらうことも可能です。
指紋認証登録
最近は、ビザの申請の時に大使館・領事館で指紋認証登録が行われます。
書類に不備があると、再度大使館に足を運ばなくてはならなくなりますのでご注意を。
パスポートは一旦、大使館・領事館に預けます
申請をするときにパスポートを持参しますが、ビザが発行されますとパスポートのページに大きなシールが貼られるため、一旦パスポートは預けることになります。
発行されるまで一ヶ月ほどかかりますので、その間はパスポートは手もとにないので、海外旅行などは計画しないようにしましょう!
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