イタリアのワイン

FISARイタリアソムリエ連盟について

私がソムリエの資格をとったFISARというイタリアソムリエ連盟はイタリアの2大ソムリエ団体の1つ。

FISAR=フィーザーと発音します。

Federazione Italiana Sommelier Albergatori e Ristoratori
イタリア ソムリエ連盟、 ホテル運営者ととレストラン運営者
の略です。

イタリア人なら誰でも知っているくらい有名です。

もともとはAIS(もう一つの大きなソムリエ団体)から枝分かれしたようですが、

トスカーナで始まり今では、イタリア全国に支店があり、とても大きな国公認の団体です。

私はこちらの団体の会員でもあるのですが、普段は勉強会+試飲会という楽しい会が行われていたのですが、コロナの関係で集まれないということで、

オンラインでいろいろと講座をやってくれます。

 

今日は久々にオンライン講座があるということで受講してみました。

 

夜の9時からのスタートで1時間半ほど。
50ページほどスライドを見せながらの充実した講義でした。
100人弱の人が集まっていました。
イタリア人のワイン熱すごいですね。

 

今回の内容は、「リースリング」でした。
アルザス、ドイツ、オーストリアまで。

イタリアのソムリエコースはイタリアのワインだけでなく、世界のワインのことも勉強しますが、比較的さらっと流す感じですので、かる〜〜くしか勉強しなかった地区。
なので、このように詳しく教えてもらえるととても興味深い。

 

リースリングは北イタリア、トレンティーノアルトアディジェでも作られています。
先日ネットで購入したアルザス地区のを開けてみましたが、酸味がもっとキリっときいていました。

若いものはフルーティーで、熟成期間が長くなってくると、ペトロール香が増えてくる。とのことですが、ペトロールの香りを見つけることができるとなんだか嬉しくなります。
日本でも、リースリング好き人口は多いかと思います。

しかし、寒い地区は、本当に急斜面のぶどう畑、そして、貴腐ワインなど、人間の知恵に驚かされるワインが多いですね〜。

リースリングの貴腐ワインも飲みたくなってしまいました。
楽しみが尽きないワイン。
世界中どこでもワイン好きは好奇心いっぱいで幸せに暮らせるのだ〜〜。

イタリアワイン オンライン講座の最終回を迎えて思うこと。

5月ごろからスタートした私のイタリアワインオンライン講座ですが、最初の生徒さんのグループが本日で15回目で終了しました。
私がFISARというイタリアの国公認のソムリエ団体のソムリエの試験に合格して、晴れてソムリエになってから、コツコツとその内容を日本語にしてうまく説明できるように資料作りに励んできました。
コロナの関係で家にこもっている時間が長かったので、集中して作成することができました。

授業を録音したものもあり、それを聴きながらもう一度復習をして、調べて資料作ってきました。

一回の授業にPDF30ページくらいのものを作成します。

今振り返ればソムリエ試験の前にはかなり勉強しました。
イタリア人でさえ、家庭教師をつけて試験にのぞむらしいのです。
私が勉強している時にこの日本語のPDFがあったらどんなに助かったか!!

 

日本って、教科書でもニュースでも図にしたり、わかりやすく写真や絵を入れて説明したものが多いですよね。
でもイタリアって、子供の教科書でさえ、文字がだだだだーって並んでいて、改行が少なく、また図とかわかり安さを追求したものが少ないのです。ソムリエコースも教材がわかりにくいものが多いです。
さらにイタリア語、、、。
試験はイタリア語で答えるのでイタリア語で勉強する必要があるのですが、でも一旦理解するのに、日本語に訳さなくてはわならない単語でいっぱいです。

授業はマシンガントークでしたし、楽しい反面なかなか辛い試験勉強でした。

それに比べますと私自身が作った日本語の資料は本当にわかり安いです!(自画自賛です。)
ちなみに、私はイタリア在住18年目。通訳をしたり、日常生活でイタリア語に不自由ない状態でこうです。

そんなわけで、私のコース、イタリアでソムリエコースをとりたい方の予備校的な存在になります。試験に出るところもお伝えしております。

話が外れましたが、
そんな感じで、私の最初の生徒さんであったため、そのレッスンに間に合うように必死に資料の作成を進めて行くのです。
私にとってはレッスン日が期限のようなものです。

しかし受講してくださった生徒さんがいたからこそ、15回もの、合計400ページ近くの資料作りができたというのもあります。

さて、そんな感じで、2つのグループを平行して進ませてレッスンを行ってきました。

春、夏、秋、冬、、、四季を感じ、オンラインですが、一緒に時間を共にしました。
そして今月最終回を迎えたのでした。

なんとも寂しい気持ちと達成感でいっぱいです。

そして、また新しい方と出会って講座をしたいな、、と。

「先生」という立場は初めての経験でしたが、「教わる側」と「教える側」。
教える側は思ったよりも教わる人のことを考えているのだな、、、ということがわかりました。

そして大切に思っているのだな、、っと。

新しい経験ができた2020年でした。
2021年。このワインのコースをさらに発展して行ければいいな、、と日々考え中です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あのトスカーナの丘の上にあるお城に中に入ってみたい!

と、だれもが思いませんか?
ハリウッドの豪邸の中に入ってみたいように。

でもそれは普通許されないじゃないでいすか。
ヨーロッパは元貴族社会。
豪華な桁違いのリッチなお城がいろんなところにあるんです。

メディチ家の家やオフィスは、博物館、美術館として公開されているので入れますが、
そうでない、貴族たちの館はどうなっているの?

興味湧きますでしょ。
素敵な庭園もあるわけです。

その多くは、広大な土地をいかに有益に利用するか、、というのでワインビジネスに参加しているのです。

だって、ワイン作りのぶどうは「水をまかなくて良いのですよ」しかも、不毛とされている土地のほうが良いのです。

そのほうが、ぶどうの木の根が地下深く伸び、ぶどうにミネラルや、もっと複雑なよい味ともたらすのです。

もちろん、害虫がつかないようにとか、いろいろ手間はかかりますけれど、、、大量に水巻いたりせずに、、、そして、うまくいけば、一本のワインが何倍もの価値のあるものとなるのですからね。

ブルゴーニュの良い畑なんで、金のなる木ですよね。まさに。

そんなわけで、CASTELLO=お城という名のつくワイナリー巡りを始めたのです。

Castello di Brolio,
Castello di Verazzano,
Castello di Trebbio,
Castello di Nippozzano
Castello di Radda,
Castello di Meleto
などなど。

フィレンツェ旧市街にはメディチ家だけでなく、ナンバー2や3の貴族の名前のついた広場や建物が多くあります。
サンタクローチェ教会にある礼拝堂、Santo Spirito教会、Santa Maria Novella教会の中などでも、フレスコバルディやアンティノーリの名前はでてきます。

ワイナリー巡りをするとワインだけでなく、フィレンツェとシエナとの戦いの時、責められたお城、とその時期の貴重な資料とかも本物がポンと飾ってあったりするのです!

そしてその末裔が説明してくれたりもするのです!
なんとも気品のある、ノービレな感じの方がワインを説明してくれたりするのです。

ワイン=アルコール=お酒飲むの好き  みたいな図ではなく
ワイン=文化=教養 みたいな感じです。

美術館だけでは見られないなんだかリアルなポスト貴族の世界。
ヨーロッパの魅力でもありますよね。

そんな世界に引き込まれつつありました〜。

そしてワインももちろん美味しいのです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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