イタリアのワイン

ちっちゃなボトルに入ったワイン

イタリアのコロナ生活は未だにすごいです。

トスカーナは、ZONA ROSSA
訳すとレッドゾーン。

危険な響きですが、
もはや慣れてしまっていて、オレンジだろうが、赤だろうがもう何の恐怖心もありません。

しかし、レストランは閉っているし、BARの中でカッフェのめないし(お持ち帰りのみ)
隣の市にさえ理由なく、許可書なしで行ってはならない

といった辛い状況。

そんな中、イタリアソムリエ協会FISARの会員になってもイベントないしな〜〜って思っていたら、
オンラインでもコースを行うとのこと。
無料のオンラインイベントは何度もあり、参加していたが、やはりお話聞いてもテイスティングできないから
「ふーん」で終わってしまう。

ワインのコースの醍醐味って、知らないワインを説明付きで飲めるところにあるのだと改めて思う。
「ワイン」が主役。
それがないとつまらない。

ソムリエコースはオンラインで去年からはじまっていたが、
ワインの試飲は12種類くらいを一気に一晩でテイスティングしてたらしい。。。

車で通う人にとっては辛い。

そこを改善して、飛行機で出てくるお酒のミニボトルのような容器にワインを入れて、
それをオンラインレッスンを受けながらテイスティングするといったものに変ったのです。

以前からそのようなレッスン方法をとっている団体のコースもありますが、
小さなボトルで、それをグラスに入れてどのくらい味がわかるのかな?
と疑問でした。

しかし、もはやZOOM打ち合わせとかが普通になってきた今、なんだかそういうのも抵抗がなくなってきた。
むしろ、どこまでちゃんとテイスティングできるのか興味がわいてきた!

ということで、ミニワイン付きオンラインコースを受講してみることに。
イタリアではあまり飲むことのない、フランスのワインやナポリやマルケ州のワインのコース。

これがもし本当に美味しくテイスティングできるのなら、私のイタリアワインオンラインコースも、
ミニボトル郵送してやりたいな。

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オンライン・イタリアワインコース行っています。
イタリアの本格的なソムリエコースの内容が家にいながら日本語で学べます。
お問い合わせは italysommeliermari@gmail.com
詳細: https://firenzeweb.net/sommeliermari/italiawine/

椅子から倒れ落ちるほどのビンテージワイン!

「世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン」(著者:渡辺順子)
という本を読みました。

YOUTUBE大学でも紹介されています。

とても読みやすい本であっと言う間に読めてしまいました。

著者はオークションの大手の会社に勤めていてワイン部門を担当された方ということで、フランスの超高級ビンテージワインのこととか詳しく書かれています。
1934年のロマネコンティを試飲した時に、ワインに詳しいボスが「椅子から倒れた」。

そのボスとは、有名なフランス対カリフォルニアワインの「パリスの審判」(詳しくは、「ボトルショック」という映画になっていますのでそちらをどうぞ)の2度目の挑戦2006年の審査員にもなった人です。
ワインの味はけっこう値段と比例しているとは思いますが、それは、
1000円のワインと5000円のワイン、そして1万円のワインとかを比べた時のことであって、2万円以上とかでしたらあとはブランドだと私は思っています。

100万円のジャケットが20万円のジャケットと比べどれくらい機能的に優れているか、というのと同じです。

でも1934年のワインとなれば「希少価値」がすごいのでコレクターズアイテムとしてもはや芸術作品なのでお値段が跳ね上がるのはわかります。

でもあとは、高級なワインを飲んでいるというステイタスからくる優越感、満足度なのではないかと思います。

でも「椅子から倒れた」!
それは世にも素晴らしい味からだったのか、それとも
気持ちが高ぶっていたからなのか!

どんな味だったのか!
気になりますね。
本の中で一番印象に残っている一文でした。

また本の最後のほうに、「ルディー事件」のことが書かれています。

映画化されていて、英語ではSOUR GRAPES、日本語では「すっぱいぶどう」。

インドネシア出身の20代の男性ルディー(Rudy Kurniawan) が2000年ごろカルフォルニアに突然現れ、オークションに参加して超ビンテージワインを落札し続け、すっかり話題になります。

その後、ニューヨークに行き、ワイン好きの集まるのレストランのワインクラブのようなところへ、ランボルギーニ車と高級ブランドの服を来て、高級な時計をつけ、ロマネコンティなどを持って現れるので、すっかりどこかの御曹司のワインコレクターなのではないか、と有名になるのです。
しかし実は、彼はそのワインを研究して、フランスのボルドーやブルゴーニュの超高級ワインを偽造し、オークションなどで世界中に売りさばき、120億円も儲けた詐欺師だったのです。
富豪のワインコレクターも騙されていましたが、怪しいという声があがり、とうとう、フランスボルゴーニュのビンテージワインの偽造で失敗をしてしまうのです。
あるはずのない年のワインのビンテージを造ってしまい、本物のワイナリーのオーナーがそれに気がつくのです。
FBIの何年もの捜査ののち、2012年に家にとうとう踏み込まれ、逮捕され、10年の禁固刑となるのです。
家には、すごい偽造ボトル、エチケットがあったとのこと。
名前は本名ではなく、9つものパスポートをもっていたそうです本物の詐欺師だったのですね。
でもワインを嗅ぎ分ける才能は天才級だったのでしょうね。

さて、この偽装ワインは60億円分は回収できたそうですが、残りの60億円分はまだどこにあるのかわかっていないとのこと。
そして、それは日本に多く残っているのではないか、、とのことです。
著者は実際に本物のロマネコンティを良くみていたので、日本で偽造のルディーのワインを見て、見分けがついたとのこと。

そしてなんと去年の11月にこちら Wine-Searcher の記事によるとテキサスの刑務所から解放され自由の身になったとのことです。そのあとはアメリカを追放されるとのことです。

私の住んでいるトスカーナでも数年前に、スーパートスカンのサッシカイアを偽造して中国に大量に売っていたという事件があったそうで、ワインのエクスポーターのチェックがさらに厳しくなったとの話を聞きました。

ルディーほどの大金ではないけれど、これはよくあることのようです。

服の偽ブランドは縫い目とか革の質をよく見て見分けられますが、ワインは
超高級ビンテージワインなんて何本も飲む人はいないので、わからないでしょう。
なので、信用できるところからしか購入してはなりませんね。

FISARイタリアソムリエ連盟について

私がソムリエの資格をとったFISARというイタリアソムリエ連盟はイタリアの2大ソムリエ団体の1つ。

FISAR=フィーザーと発音します。

Federazione Italiana Sommelier Albergatori e Ristoratori
イタリア ソムリエ連盟、 ホテル運営者ととレストラン運営者
の略です。

イタリア人なら誰でも知っているくらい有名です。

もともとはAIS(もう一つの大きなソムリエ団体)から枝分かれしたようですが、

トスカーナで始まり今では、イタリア全国に支店があり、とても大きな国公認の団体です。

私はこちらの団体の会員でもあるのですが、普段は勉強会+試飲会という楽しい会が行われていたのですが、コロナの関係で集まれないということで、

オンラインでいろいろと講座をやってくれます。

 

今日は久々にオンライン講座があるということで受講してみました。

 

夜の9時からのスタートで1時間半ほど。
50ページほどスライドを見せながらの充実した講義でした。
100人弱の人が集まっていました。
イタリア人のワイン熱すごいですね。

 

今回の内容は、「リースリング」でした。
アルザス、ドイツ、オーストリアまで。

イタリアのソムリエコースはイタリアのワインだけでなく、世界のワインのことも勉強しますが、比較的さらっと流す感じですので、かる〜〜くしか勉強しなかった地区。
なので、このように詳しく教えてもらえるととても興味深い。

 

リースリングは北イタリア、トレンティーノアルトアディジェでも作られています。
先日ネットで購入したアルザス地区のを開けてみましたが、酸味がもっとキリっときいていました。

若いものはフルーティーで、熟成期間が長くなってくると、ペトロール香が増えてくる。とのことですが、ペトロールの香りを見つけることができるとなんだか嬉しくなります。
日本でも、リースリング好き人口は多いかと思います。

しかし、寒い地区は、本当に急斜面のぶどう畑、そして、貴腐ワインなど、人間の知恵に驚かされるワインが多いですね〜。

リースリングの貴腐ワインも飲みたくなってしまいました。
楽しみが尽きないワイン。
世界中どこでもワイン好きは好奇心いっぱいで幸せに暮らせるのだ〜〜。

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