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イタリアワイン オンライン講座の最終回を迎えて思うこと。

5月ごろからスタートした私のイタリアワインオンライン講座ですが、最初の生徒さんのグループが本日で15回目で終了しました。
私がFISARというイタリアの国公認のソムリエ団体のソムリエの試験に合格して、晴れてソムリエになってから、コツコツとその内容を日本語にしてうまく説明できるように資料作りに励んできました。
コロナの関係で家にこもっている時間が長かったので、集中して作成することができました。

授業を録音したものもあり、それを聴きながらもう一度復習をして、調べて資料作ってきました。

一回の授業にPDF30ページくらいのものを作成します。

今振り返ればソムリエ試験の前にはかなり勉強しました。
イタリア人でさえ、家庭教師をつけて試験にのぞむらしいのです。
私が勉強している時にこの日本語のPDFがあったらどんなに助かったか!!

 

日本って、教科書でもニュースでも図にしたり、わかりやすく写真や絵を入れて説明したものが多いですよね。
でもイタリアって、子供の教科書でさえ、文字がだだだだーって並んでいて、改行が少なく、また図とかわかり安さを追求したものが少ないのです。ソムリエコースも教材がわかりにくいものが多いです。
さらにイタリア語、、、。
試験はイタリア語で答えるのでイタリア語で勉強する必要があるのですが、でも一旦理解するのに、日本語に訳さなくてはわならない単語でいっぱいです。

授業はマシンガントークでしたし、楽しい反面なかなか辛い試験勉強でした。

それに比べますと私自身が作った日本語の資料は本当にわかり安いです!(自画自賛です。)
ちなみに、私はイタリア在住18年目。通訳をしたり、日常生活でイタリア語に不自由ない状態でこうです。

そんなわけで、私のコース、イタリアでソムリエコースをとりたい方の予備校的な存在になります。試験に出るところもお伝えしております。

話が外れましたが、
そんな感じで、私の最初の生徒さんであったため、そのレッスンに間に合うように必死に資料の作成を進めて行くのです。
私にとってはレッスン日が期限のようなものです。

しかし受講してくださった生徒さんがいたからこそ、15回もの、合計400ページ近くの資料作りができたというのもあります。

さて、そんな感じで、2つのグループを平行して進ませてレッスンを行ってきました。

春、夏、秋、冬、、、四季を感じ、オンラインですが、一緒に時間を共にしました。
そして今月最終回を迎えたのでした。

なんとも寂しい気持ちと達成感でいっぱいです。

そして、また新しい方と出会って講座をしたいな、、と。

「先生」という立場は初めての経験でしたが、「教わる側」と「教える側」。
教える側は思ったよりも教わる人のことを考えているのだな、、、ということがわかりました。

そして大切に思っているのだな、、っと。

新しい経験ができた2020年でした。
2021年。このワインのコースをさらに発展して行ければいいな、、と日々考え中です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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