イタリアで救急車を呼ぶには、
「118」番です。
いざ、、というとき焦って番号がわからなくなりますので、携帯にメモリーさせておくといでしょう。
さて、フィレンツェの旧市街にも国立の病院はいくつかありますが、車で10分くらいの郊外にCAREGGI(カレッジ)という区域があり、ここには大きな大学総合病院があります。
5200人ほどの人がここで働いているとか。
まさに病院村といってもいいほど、巨大で、いくつもの建物に分けられてもいます。
救急車を呼んだ場合、
事故などの場合はCTO(Centro Traumatologico Ortopedico:事故負傷者整形外科センター)に運ばれ、
子供の場合は、MEYERという小児科に運ばれます。
その他の場合(心臓麻痺など)は、本館でしょう。
まずは、電話で状況を説明し、症状、家の住所、何階に住んでいるか、などを伝えます。すると10分以内くらいに来てくれます。
到着すると、その場ですばやく診察をし、救急車に乗せます。その後病院で受付をすまし、「赤」「黄」「緑」「白」に色わけされます。
急患度の高いほうが優先されます。(赤が最も急を要する人です
そのため待たせても命にかかわりがない、と判断されますと、後回しにされますので6時間ほど待たされることもあります。
イタリアでは救急車は無料です。
救急車ではなく自家用車で行く場合は、病院の”PRONTO SOCCORSO”(急患窓口)へ行き、受付窓口に行く必要があります。
「死にそう!」というときには無料ですぐに診てもらえる素晴らしい医療システムですが、
命には支障はないと判断された場合は、痛みや高熱があっても待合室にいつ呼ばれるかわからない状態で長時間待たされますので、相当辛い思いをするうえ、診断料もけっこうかかります。
これらの機関は国立の病院ですが、加入を義務付けられている国民健康証のようなテッセラ・サニタリアが必要となります。